〜木を育てる〜
1.追 肥
トマトの木を育てるためには、追肥が必要です。
代表的な栄養素は次の3つ、チッ素(N)リン酸(P)カリウム(K)です。
追肥するタイミングは、木の様子を見ながら判断するしかないのですが、
1つの例として、鉢上げ後〜定植までに3回、定植直前にはたっぷり与えてやります。
定植後は、2段目の花が開花する頃にチッ素を抜いて行ない、3段目が開花する頃には全ての栄養素を含めて追肥します。
また、茎が緑色だったり(本当は赤茶色になる)、てっぺん近くの茎が丸くなって(本当は平べったい)いるようだったら、やはり追肥が必要になります。
定植から3週間。
3段目、4段目も開花しています。
2.潅 水
植物を育てるためにはは必要不可欠です。
しかし、必要以上に水を与えてしまうと、根の張りが悪くなってしまう上に、木がどんどん伸びてしまって弱々しい木になってしまいます。
目安として、3段目が開花する頃か、1段目の実がアメ玉くらいの大きさになれば、毎日潅水しても大丈夫かと思います。それまでは、土を握ってパラパラと落ちてしまうようなら、少しずつ潅水する程度にしておく方が良いでしょう。
3.防 除
害虫や病気からトマトを守らないといけないわけですが、出来れば農薬は使いたくない……。別に無農薬農業をやろうという気はないです。人間だって病気になれば薬を飲んだりするわけですから、植物だってそれは同じこと。大事なのは、病気にならないように予防することですよね。サブリ感覚で色々な栄養素や、木酢・ニーム油などの天然素材を与えたりしています。でも、そのタイミングは木の様子を見ながら判断するしかないわけで……。
また、4段目が開花する頃に根洗いをしています。木の根元を勢い良く水(木酢入り)で洗ってやることで、潰瘍病などを予防することが出来るわけです。
後は、とにかく湿度を上げないように換気をしっかりすること。害虫の温床にならないよう、雑草は小さいうちに抜いてしまうことetc.
それでも病気が出てしまったら、薬を使うしかないでしょうね……。ただし、殺虫剤は絶対に使えないんです。だってハチが死んじゃうもん。
根洗い前(左)と後(右)。
根が見えてるでしょ?