〜収穫終了・後片づけと来春の準備〜
1.収穫終了
10月下旬のトマトハウスの中の様子です。閑散としているのは、すでに実が無くなってしまった木は抜いて処分してしまったし、地面に敷いてあったマルチもはがしてしまったし、潅水チューブも温風ダクトも片付けてしまったからでしょう。この頃になると、トマトの収穫もおしまいです。
2.片付けと土作り
収穫が終わったら、全ての木を抜いて処分します。(写真左)
木が片付いたら、トラクタのリア・バケットを使ってベッドを壊して地面をほぼ平らにします。(写真中央)
その後、サブソイラで地面の水はけを良くするなどの処置を行ないます。(写真右)
さて、来年に向けての土作りです。
まずは、トラクタで堆肥をハウスまで運んできて、それをスコップでバラまいていきます。堆肥をまく機械もありますが、人間の手でまいた方がムラなくまくことが出来るので、ハウスの中くらいなら手でまいた方が良いかもしれません。
続いて、肥料をたくさんたくさんまきます。
肥料設計は、土壌検査などをして専門機関(例:農業改良普及センター)に依頼するのですが、今回まいたのは、右の写真に写ってる7種類です。
ほとんどは有機肥料で、なたね油かす、大豆油かす、かきから石灰、苦土(活性腐植酸)、魚粉末などです。
おおかた1袋20kgくらいで、ハウス1棟(約5.7a、174坪)にのべ23袋をまくわけですから、まきながら歩くだけでもけっこう大変です。
でも、さすが有機質だけあって、油かすもいい香りがするし、魚粉末なんてほとんどおかかふりかけです。
肥料を全てまいたら、トラクタで2度起こして、土作りは終了です。

3.育苗ハウスの準備
来春の育苗ハウスの準備も、今年の内にやっておきます。そうしないと、来年、雪の中でしなくてはならなくなってしまいます!
具体的には、ヒートパイプを地中に埋めて、地面を温められるようにしておくだけですが……。詳しい内容は、ブログを参照して下さい。
4.ハウスの片付け
ココまで終わったら、いよいよハウスのビニルをはがして仕事終了です!
来春、早い時期から育苗を始める人は、年内に再びビニルを張ったりしていますが、1度ははがして雨や雪に当てることで、土壌の殺菌効果を計りたいところです。