〜育 苗 その1〜
1.苗が来るまで……
 トマトは種から出来ます。(当たり前のことですが……
 でも、美瑛町ではトマトの種は育苗センターで苗まで育ててくれます。
 この「育苗」が1番難しいので、育苗センターで育てた苗を購入することで失敗がなくなるのはありがたいことです。もちろんコストは高くなりますが……。(苗1本=20円〜25円程度)
育苗センターの中の様子です。
育苗センターの1つです。
播種2日目
もう芽が出ています。
播種12日目
少し大きくなってきました。
播種20日目
出荷まで後少しです。

2.鉢上げ
 播種後25日〜30日くらいで、苗は農家にやって来ます。
 その1週間前までにポットに土詰めを済ませておき、水をかけておきます。また、上にビニールをかぶせてポットの温度を上げ、下はヒートパイプで地温20℃に上げておきます。一気に上げるとヒートパイプの燃料費も高く付くので、3日前に加温を始めて、2日前に10℃に、1日前に20℃に、と段階を踏んで地温を上げるようにしているようです。
 苗はセルトレイでやって来ます。1トレイに128ヶ植わっていますが、必ずしも全てが使えるわけではありません。元気のない苗、根が巻いていない苗、生長点が二股に分かれている苗などは使いません。
 セルトレイからポットに苗を移すことを「鉢上げ」といいます。
 セルトレイは少し水につけて、根の周りの土とポットの土とがしっかり付くようにします。
 ポットの真ん中に穴を開けて苗を植えますが、その際、苗の子葉が土より3cmくらい出るようにします。植える時、あまり土をギュッと押さえすぎない方が良いようです。土の中に酸素が入るよう、少しフワァッとさせておきましょう。
セルトレイごと水につけてから植え替えます。
鉢上げが終わった苗たち
ポットは15cmの大きなものを使いましょう。