〜定 植 の 準 備〜
1.ベッド作り
右写真のような機械を使って、ハウスの中の土を10〜20cmくらい高くしていきます。
この高くなった所をベッドと呼ぶのですが、ここにトマトの苗を定植していくことになります。
右の写真が、ハウス1棟分完成したところです。通常、ハウス1棟に3つのベッドを作るケースが多いようですが、このハウスはサイズが大きいので4つのベッドを作りました。
次に、ベッドの上に潅水パイプを引き、その上にマルチをかけます。
潅水パイプは、1つのベッドに1本引く場合と、2本引く場合がありますが、ウチでは水のかかり方も均一で良いので2本引いています。
マルチも、一般的には緑色のモノを敷くケースが多いようですが、今回は紫色のマルチを使ってみました。
このマルチは、赤外線を増幅させることで、より地温を高め、雑草を抑制する効果が得られるのだそうです。ちょっとお値段は高めですが、もしそれなりの効果が得られるのならば……。結果は年末に判りますね。
簡易パイプ設置装置。
なかなか便利です。
ベッドの上に引くと
こんな感じになります。
上にマルチを敷きます。
字の書いてある所がマルチの中央。
左右均等に配置します。
紫色のマルチ……。ちょっと幻想的な雰囲気です。
緑色のマルチ。
こちらを使うケースのが多いようです。

2.支柱立て、穴開け、ヒモ張り
ベッドが出来たら、トマトの木を吊るための支柱を立てます。
コの字型に折り曲げた鉄の棒で、高さは120cmくらいです。
この棒を120cm間隔で立てていきます。
この支柱の上にヒモを張るので、端っこは、倒れてこないように支えておくと良いでしょう。
次に、マルチにトマトを植えるための穴を開けていきます。
色々なやり方がありますが、ウチの場合は、マルチを張った上から丸い穴を開けています。他には、マルチを張る前に穴を開けておき、マルチを張ったらその穴の上にカッターナイフで一文字の切り込みを入れるという方法もあります。
定植を40cm間隔で行ないたいので、先に立てた支柱と支柱の間に、3つの穴を開けていくことになります。
【左】穴を開ける道具(商品名?ホーラー)

【中】こんな感じでマルチごと刺して穴を開けます。

【右】完成するとこんな感じになります。

最後に、支柱の上に2本ヒモを張り、動かないように支柱に結びつけておきます。
これで、定植のためのベッド作りは完成です。
ベッドが完成したら、日中はなるべく日光を当て、夜間は保温して地温を高めるようにしておきます。そのためにも、定植の数日前にはベッドを作っておかなければなりません。